東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です
臨床症例集の一覧です。
50代 女性
右肩の痛みが気になり始めたのは1年ぐらい前で、ほっとけばよくなるだろうと市販の湿布薬を貼りながら過ごしていた。一時期は痛みを気にせずにいられたが、去年の秋の気温が低くなってきたころから右肩が痛くなりはじめ、日に日に痛みが増してきて、服の脱ぎ着の時に右肩が痛くて左手で補助しながらでないと服を上手く脱ぎ着できなくなってしまった。整骨院でマッサージと電気治療をして一時的には良くなるが、また痛くなるという繰り返しであったため、もっと他に良い治療法はないかと色々調べていて当院のホームページを見て来院されました。
・服の脱ぎ着の際右肩関節を外旋(右手を顔の位置から後頭部の方へ移動させる動き)させた時に肩の後ろから横にかけて痛みが生じる。
・座った状態で右手で後ろの物を取ろうとしたときに肩の後ろから横にかけて痛みが生じる。
右肩関節
屈曲(-),伸展(やや痛む),外転60°(+),外旋30°(++),水平外転45°(+)
上記の問診と動作検査から右肩関節の動きに関連する棘下筋(きょっかきん)と三角筋(さんかくきん)に生じたトリガーポイントが原因であると判断して、トリガーポイント鍼治療を行いました。
一週間に2回のペースで一ヶ月間鍼治療をしていくことを伝えた。
1回目
鍼治療が初めてだったため、鍼治療後2日間ほど筋肉痛のような重だるさが残った。
可動域はまだ変化なし。
2回目
鍼治療後まる1日は痛みが軽減し、服の脱ぎ着の際の右肩の痛みは少し軽減した。
右肩関節の伸展時の痛みはなくなった。外転や外旋時の痛みはまだある。
5回目
服の脱ぎ着の際の右肩の痛みがはじめのころに比べて半分以下になってきた。
右肩関節の外転時の痛みがなくなった。外旋時の痛みはまだある。
症状が落ち着いてきたため治療ペースを一週間に1回に変更した。
8回目
服の脱ぎ着の際の右肩の痛みはほとんどなくなった。
右肩関節の外旋時の痛みは少しあるが可動域が広がった。
今回で治療を終了とし、家でできるストレッチなどの方法を伝え、セルフケアをして頂くように伝えた。
今回の患者様の五十肩は棘下筋と三角筋に生じたトリガーポイントが原因によるものでした。
肩には棘下筋や三角筋以外に図のように棘上筋や小円筋、肩甲下筋、大円筋、大胸筋、広背筋など多くの筋肉が付いているため、どの筋肉が痛みの原因になっているか探らなければいけません。そのためには、日常生活で「どのような動きをしたときに痛みが生じるのか?」「どうすると痛いのか?」をしっかり把握して、その時に作用する筋肉をしっかり理解したうえで治療しなければ良い結果が得られません。
※施術効果には個人差があります。
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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市花小金井南町1-12-2
コンフォール花小金井105
℡042-312-3363
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40代 男性 造園業
仕事柄中腰姿勢をすることが多く、腰の痛みは慢性的にあった。
2月はじめ頃重い石を持ち上げようとしたときにぎっくり腰になり、2~3日間ほど動けずにいた。しばらくして腰に痛みはあったものの動けるようになり、コルセットをして腰の痛みをごまかしながら仕事をしていた。1ヶ月ほど前から仕事中に右足(太ももの外側からふくらはぎにかけて)に痛みを感じるようになった。右足の痛みは日に日に強くなってきて、近くの整形外科へ行ったが、骨には異常がないと言われた。特に治療することがなかったため、他に何か良い治療はないかいろいろと調べて当院へ来院されました。
右足の痛みが生じるのは仕事中で、寝ている時や座っている時など安静にしていれば右足に痛みは生じない。
整形外科的テスト
SLRテスト:
左:90度
右:60度・・・太ももの裏からふくらはぎにかけて突っ張る感じはあるがしびれは生じていなかった。
前屈(―)
後屈(+)
右股関節の外転(+),伸展(+),屈曲(―)
上記のことから右足の痛みの原因はヘルニアによる可能性は低いと判断し、腰の深部にある多裂筋とお尻まわりの大臀筋や中臀筋に生じたトリガーポイントによるものと判断して治療しました。
1回目
腰は軽くなった。右足はまだ痛む。
2回目
腰を反った時の右足の痛みは和らいできた。仕事が忙しくなると右足に痛みが生じる。
3回目
以前は座った状態から立ち上がる瞬間など動き始めに右足に痛みを感じていたが、今はほとんど感じることがなくなった。仕事中は右足に痛みがある。
4回目
仕事中に右足の痛みが気になることは少なくなってきた。
現在は痛みが気になる時に治療している。
今回の患者様はヘルニアを心配されて来院されましたが、結果的にはヘルニアではなく多裂筋や大臀筋、中臀筋に生じたトリガーポイントが原因による症状でした。
私は大学で硬式野球をしていて腰のヘルニアになり手術もしました。
体験談になりますが、腰椎椎間板ヘルニアで手術が必要なのは「足のしびれが酷い(安静にしていてもしびれが生じている)」、「腰が痛くて真直ぐ立つことができない」など、症状が重い場合や膀胱直腸障害のみだと思います。ヘルニアだからといって必ずしも手術をしなければいけないわけではありません。まずは痛みの原因をしっかり把握して的確に治療することが重要です。
※施術効果には個人差があります。
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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市花小金井南町1-12-2
コンフォール花小金井105
℡042-312-3363
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10代 男性
高校で硬式野球をしていて、外野手でレギュラーに選ばれ、今年の夏に向けて一週間の内5日間は練習をしている。
以前から右肩は痛いこともあり普段通っている整骨院で電気治療などをしていたが、ここ最近練習前のキャッチボールをする際、ボールを投げ終わる時(リリース期)に肩甲骨から肩の側面にかけてズキッと痛むようになった。塁間を投げるのがぎりぎりで、遠投は今はできない状態で、このままだとレギュラーを外されてしまうため、何とか治したいと思い、ネットで調べて当院へ来院されました。
・リリース期に肩甲骨から肩の側面にかけてズキッと痛む
・触察時三角筋後部線維の筋肉の筋緊張が強かった
・右肩関節の外旋時及び水平外転時に痛みがある。
上記の所見から棘下筋(きょっかきん)と三角筋(さんかくきん)に生じたトリガーポイント(図参照)が原因でリリース期に痛みが生じていると判断して、トリガーポイント鍼治療を行いました。
練習や試合は休めないため早く治したいとのことだったので、一週間に2回のペースで一ヶ月間通うことと、練習後のクールダウンの方法や肩まわりの保護のためのキネシオテープの鍼方などを伝えました。
1回目
2日間ぐらい筋肉痛のような重だるさが残った。投球時の右肩の痛みはまだ変わらない。
2回目
治療後の筋肉痛のような重だるさは感じなくなった。投球時の右肩の痛みはまだ変わらない。
3回目
投球時の右肩の痛みは塁間ぐらいであれば少し痛む程度で、遠投時はまだ痛む。
8回目
遠投時痛む回数は減ってきた。投げすぎると右肩が痛くなる。
現在も一週間に1回のペースで治療中。
今回の患者さんは練習や試合による右肩のオーバーユースによる症状だと考えられます。練習を休むとレギュラーを外されてしまう恐れがあるため練習を休めず、右肩の筋肉の疲労が回復しない内にまた練習を繰り返すことで、今回のように右肩が痛くなってしまったのだと思います。
スポーツの現場ではトレーナーがしっかり選手一人ひとりの体調を管理して、ケガの予防をしなければなりません。トレーナーが不在のところは指導者がしっかり管理しないといけません。
※施術効果には個人差があります。
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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市花小金井南町1-12-2
コンフォール花小金井105
℡042-312-3363
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