東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です

 トリガーポイント療法専門 もりかわ鍼灸治療院

臨床症例集(2017年03月)

臨床症例集の一覧です。

2017年03月14日(火)

50代 女性:パート職員

症状

当院来院の2ヶ月ほど前から右お尻から足にかけて痛みとしびれを感じるようになった。

以前から慢性的な腰痛があったが、今回のように足までしびれるのは今回が初めて。

原因

仕事上立っている時間が長く、また中腰姿勢で重い荷物を持つことがあり、普段仕事をしている時に腰の痛みを感じていた。

当院へ来院する2週間ほど前に整骨院で腰とお尻まわりの施術を受けた後、翌日から左お尻から足にかけての痛みとしびれが酷くなった。

動作検査

SLRテスト(-)
歩行(+):地面を蹴り出す時に痛みを感じる
片脚立ち(+)
座位(++)
股関節:屈曲(-)・伸展(+)・外転(+)

罹患筋

右大臀筋・中殿筋
右腓腹筋・ヒラメ筋

治療計画

右お尻まわりの痛みがひどくて座ることができない状態で、まずは早く座れるようになりたいと仰っていたので、はじめのうちは一週間に2回のペースで通っていただき、痛みが徐々に軽減してきたら一週間に1回のペースで通っていただくように伝えた。

治療経過

1回目
響きの感覚は大丈夫ということだったので、大臀筋・中殿筋に対してしっかり響かせるようにトリガーポイント鍼療法を行った。

2回目
ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→9
朝起き上がる時に左お尻まわりに痛みを感じる。
仕事で荷物を持つ際前かがみの姿勢でお尻から足にかけて痛みを感じる。
※仕事で下の荷物を持つ際に前屈みにならないように、腰を下げて荷物を体に近づけてから持ち上げるように伝えた。

3回目
ペインスケール10→8
5分ぐらいであれば座ることができるようになった。しかし、長時間座っているとお尻の真中あたりが痛くなってくる。
長時間立っていると足全体が突っ張る感じがする。

4回目
ペインスケール10→6
施術後3日間ほどは痛みがなく長時間座っているのも歩いているのも大丈夫だった。
2日前からまた痛むようになった。座っていると左股関節まわりに痛みを感じる。

5回目
ペインスケール10→3
長時間座ってしてもほとんど痛みが気にならなくなった。
前屈みをする際腰の中心あたりに痛みを感じる。
※次回から一週間に1回のペースで通っていただくように伝えた。

6~9回目
ペインスケール10→1or2
右お尻まわりの痛みはほとんど感じることがなくなった。
まだ足の甲からつま先にかけて痺れている感じがあるため、今後は膝下回りを中心にアプローチしていく。

治療結果

今回坐骨神経痛で来院された患者さんに対して、動作検査や問診の際どんな時に痛みを感じるのかを伺い、罹患筋を大臀筋と中臀筋と判断し、図のようなポイントにトリガーポイント鍼療法を行いました。

図1 図2

大臀筋や中殿筋の関連痛の分布は図のようになるので、ヘルニアや坐骨神経痛だと思っている方も意外と大臀筋や中臀筋が原因だったりもします。

また、今回のように治療を受けてもらうだけでなく、患者さんの日常生活で症状を悪化させる動作をしないようにしてもらうようにこちらからしっかり伝えていくことで、患者さんに不良姿勢を気付かせて、患者さんと一緒になって症状を改善させていくことも重要であることを認識することができました。

臀部トリガーポイント

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
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℡042-312-3363

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