東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です

 トリガーポイント療法専門 もりかわ鍼灸治療院

1年ほど前から左耳の耳鳴り(ジージーとした音)が始まり、ここ最近立ち上がった瞬間や後ろを振り向いた時にめまいを感じるようになった。

 

耳鼻科では突発性難聴と診断され最初はステロイド治療を行い、一時期耳鳴りは治まったがここ最近また耳鳴りが出てきて、なかなか改善されないためビタミン剤などを服用し様子をみていた。一向に良くなる様子もなく、他の治療法はないかと色々と調べていたらたまたま当院をみつけて来院されました。

 

問診時に色々伺うと、耳鳴りが始まった1年前から仕事が忙しくなり、帰りはいつも終電近くまで働くという状態が半年ほど続いていたそうです。かなりストレスが溜まっている様子でした。
触察してみると首まわり(特に左側)の筋肉の緊張が強く、首を動かすと耳鳴りが酷くなると仰っていました。

 

首を左にひねったり、左に傾けたり、上を向いた時に左耳の耳鳴りが酷くなると仰っていたので、今回は肩甲挙筋、頭板状筋、頭最長筋に対してトリガーポイント鍼療法を行っていきました。

 

肩甲挙筋

肩甲挙筋はストレスに影響されやすい筋肉で、どちらか片方が悪くなるとふらつき感やめまいを感じ、ひどい場合は耳が詰まったような症状を引き起こします。

図1

頭板状筋

上を向いたり後ろに振り向く際に作用する筋肉です。最近ではスマホを操作する人が増えてきており、頸部を前傾にしている時間が長くなっているため、頭板状筋は負担がかかりやすくなってきています。

図2

頭最長筋

耳の後ろにある乳様突起という骨に付いている筋肉で、小指大ほどの筋肉ですが、この筋肉が悪くなると頭痛が生じたり、耳が詰まったような症状を引き起こします。

図3

今回の治療では耳鳴りやめまいが治まるまで8回かかりました。現在は耳鳴りはほとんどありませんがメンテナンスとして二週間に一度のペースで通っていただいてます。

耳鳴りやめまいの症状に対して耳鼻科などで色々治療を行ったがなかなか改善されない場合、首まわりの筋肉のトリガーポイントが原因でありことがあるので、首まわりのトリガーポイントに対して細かく治療していくことで耳鳴りやめまいといった症状も改善することがあります。

 

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市花小金井南町1-12-2
コンフォール花小金井105
℡042-312-3363

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今回は頭痛の患者さんについて紹介します。

 

もともと肩こりは10年くらい前からあるが、頭痛は1年ぐらい前から酷くなりはじめ、仕事(デスクワーク)で集中しているとズキンズキン痛みだしてしまう。特に右側頭部から酷いときには目の奥の方が痛くなってしまう。

 

当院に来る前に病院で脳のMRIを撮り脳の血管に異常がないことがわかりお医者さんに偏頭痛と言われ薬をもらって、頭痛がある時は薬を飲んで症状を抑えていたようなのですが、ここ最近薬を飲んでも頭痛の症状が治まらず、とても辛い状態だったそうです。

 

今回の患者さんは一日中ほとんどパソコンに向かっていると仰っていたので、首まわりを触察した際首の側面から後面にかけて緊張が強く、また動作検査をした際、頸部後屈と回旋(首を捻る動作)の時に痛みを感じていました。

 

首まわりの触察と動作検査から判断して、今回は肩甲挙筋、頸板状筋、頭半棘筋、頭最長筋に対してトリガーポイント鍼治療をしていきました。

 

肩甲挙筋

肩甲挙筋は肩をすくめる動作に関与する筋肉なので、パソコン作業に集中していると肩をすくめた姿勢になるような方はこの筋肉を痛めやすくなってしまいます。

図1

頸板状筋・頭半棘筋・頭最長筋

頸板状筋や頭半棘筋、頭最長筋は頸部を伸展させる筋肉なので、パソコン作業の際に顎を突き出して画面を見るような姿勢をしている方はこの筋肉を痛めやすくなってしまいます。

また、これら3つの筋肉に生じたトリガーポイントは頭痛の原因になりやすいため、首肩こりに伴って頭痛が生じている場合、治療ポイントになる筋肉です。

図2 図3 図4

今回の患者さんは5回の治療で頭痛の症状はほとんど治まりました。

頭痛は首まわりの筋肉をしっかり治療することで改善します。

※施術効果には個人差があります。

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肘が痛くて整形外科に行ったらテニス肘といわれた。

でも、テニスはしたことがないのにどうしてテニス肘なんだろうって思われる方もいると思います。

 

なぜテニス肘かというと、テニスのラケットを振ったり、ボールを打つなどの動作を繰り返すことで、手首を伸ばす筋肉(総指伸筋、撓側手根伸筋など)に過度の負担がかかり、この筋肉が骨にくっ付いているところ(上腕骨外側上顆)が痛むためであると考えられています。

図1

なので本来テニス肘は上腕骨外側上顆炎のことです。

 

しかし、テニス肘はテニスなどのスポーツ以外の原因でかかることがあります。

たとえば重い荷物を手で持って運んだり、片手で重いものを引っ張り上げるなどの作業をすることが多い仕事をしている人や、子育てで片手で赤ちゃんを抱っこしている人や、腕を回す作業をしている人などがテニス肘になることがあります。

このような方々は日常生活で先ほどもお伝えした手首を伸ばす筋肉を繰り返し使ってしまうため、上腕骨外側上顆まわりの筋肉が炎症を起こしてしまいテニス肘になってしまうのです。

 

当院ではテニス肘に対して図のようなところにトリガーポイント鍼治療を行っていきます。

図2

症状改善の目安としては個人差はありますが5~6回ほどです。

 

もしテニス肘でお困りの方がいらっしゃいましたら一度当院へお越しください。

 

 

※施術効果には個人差があります。

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以前ぎっくり腰で来院された患者さんに対してトリガーポイント鍼療法を行い、痛みは大分改善してきたが、「ある動作をしたときだけ腰に鈍い痛みが生じる」と仰っていた方がいました。

 

来院当初はぎっくり腰になって腰を曲げられない状態で、特に前屈みをすることができませんでした。

動作検査や問診などから多裂筋最長筋大臀筋にトリガーポイントが生じていると判断して治療しました。

多裂筋 最長筋腸肋筋 大臀筋

3回ほどの治療で前屈みをしても腰に痛みが生じなくなるぐらいまで改善しました。しかし、「靴下を履くとき、特に右足の靴下を履こうとしたときに右腰に鈍い痛みが生じる」と仰っていたので、実際に痛みが生じる姿勢をしてもらい、多裂筋と最長筋、大臀筋以外に大腰筋を追加して治療しました。

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大腰筋に刺鍼した際に認知覚(そこです、痛みの原因はそこですという感覚)があり、症状も改善していきました。

 

トリガーポイント鍼治療では「どこが痛い」ではなく、「どうしたら痛い」を重要視し、どの筋肉にトリガーポイントが生じているかを判断しながら施術をしていくので、根本治療になり症状を早期改善することができます。

※施術効果には個人差があります。

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頭痛には、すぐに受診しないと危険なものから日常的に起こるものまで、いろいろな種類があります。

 

頭痛の種類について

頭痛は、痛みの起こり方によって、大きく分けて2種類あり、「慢性頭痛」「脳の病気に伴う頭痛(危険な頭痛)」に大別できます。

 

慢性頭痛
  • 原因となる他の病気がなく、繰り返し起こる頭痛
  • いわゆる頭痛持ちの頭痛で、頭痛全体の約80%はこのタイプ。大きく「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つに分けられる
脳の病気に伴う頭痛
(危険な頭痛)
  • くも膜下出血脳出血など他の病気が原因で起こる頭痛
  • 急激に激しい痛みがあらわれることが多く、生命にかかわることもあるので注意が必要

 

頭痛に対するトリガーポイント鍼療法

当院では上記の表の慢性頭痛に対して施術を行います。

問診時に事前に病院でMRIやCTのどの検査を行い、脳に異常がないことを確認します。この時まだ検査を受けていなかったり、検査結果で脳に異常があることがわかれば病院でしっかり診てもらうようにお伝えします。検査結果で脳に異常がなく首肩まわりのトリガーポイントが原因による頭痛だと疑われる場合、トリガーポイント鍼療法を行っていきます。

当院では問診時に「どのようなときに頭痛が辛くなるのか?」「首を動かして頭痛が悪化するか?」「頭のどこら辺が痛むのか(痛む場所や表面的なのか頭の奥の方なのかなど)?」「頭痛の痛みの質(拍動性、重たい感じなど)について?」などのことを伺い、どこのトリガーポイントが原因で頭痛が生じているのか確認していきます。

頭痛に対してトリガーポイント鍼療法で刺鍼していく代表的な部位は以下のようなところになります。

頭最長筋 頭半棘筋 頭板状筋 胸鎖乳突筋

慢性的な頭痛を抱えている方の多くはこれらの筋肉の緊張が強かったり、刺鍼した際認知覚(あ~そこですという感覚)があります。

頭痛を放っておくとなかなか治りにくくなります。頭痛は早めに対処し、メンテナンスもしっかりすることで改善していきます。

※施術効果には個人差があります。

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アンケート35

今回の患者さんはピアノの講師をしていて、毎日指を使う動作をしていて、特に親指の付根が痛むということで来院されました。

親指を人指し指に近づける動作や曲げる動作をした際に痛みを訴えていたので短母指屈筋や母指内転筋をメインにトリガーポイント鍼療法を行いました。

図1

仕事上毎日親指を使うため施術開始当初はなかなか痛みの改善は見られませんでしたが、施術回数3回目ごろから痛みが軽減しはじめ、施術開始から1ヶ月半施術回数5回目にはピアノを弾いていてたまに痛みを感じる程度まで改善しました。

※施術効果には個人差があります。

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最近テレビで「痛みの原因はトリガーポイントである。」という様に紹介されていて、その影響もあり当院へ来院された方で「この間テレビでトリガーポイントについてやっていたので」とおっしゃる方が何名かいらっしゃいました。

施術中に「私の痛みの原因はトリガーポイントなのでしょうか?」「トリガーポイントって何ですか?」ということを聞かれたので、口頭で説明しましたが、今回は図などを踏まえながら詳しくご説明いたします。

 

トリガーポイント

身体の中には痛みの刺激を感知するセンサーの役目を持つ侵害受容器が存在します。

図1

生命維持のために、外界からの刺激や組織の刺激を痛みと感じる機能であり、その伝達経路には多くの神経系が関与しています。この侵害受容器が過敏になった部位をトリガーポイントと言います。

トリガーポイントは関連痛やしびれといった症状の他に感覚鈍麻や発汗、めまいなどの自律神経症状を引き起こすこともあります。

トリガーポイントができやすい部位

トリガーポイントができやすい部位としては筋肉が骨に付着する部分や、筋肉と筋肉が連結する部位、筋肉が腱に移行する部分、またストレスのかかりやすい部分などがあります。

最近では、これらの多くに存在する筋膜にトリガーポイントがあると考えられています。

なぜトリガーポイントが生じるのか?

トリガーポイントが生じる主な原因として「長時間同じ姿勢でいること」「使いすぎ」が考えられます。

長時間同じ姿勢でいたり、同じ筋肉を使いすぎることによって筋肉に微小な損傷や炎症が起こり、筋膜に癒着が起こります。そこにトリガーポイントが生じていると考えられています。

筋肉の微小損傷

鍼でどのようにしてトリガーポイントを治療していくのか?

トリガーポイントが生じている筋膜の癒着した部分に直接鍼を当て、筋膜の癒着を剥離することで痛みを改善することができると考えられています。

また、鍼を刺鍼することで局所の血流が良くなり、痛みを発生させている物質(発痛物質)をその部位から洗い流す効果があると考えられています。

 

このようにチリガーポイントの発生機序を理解することで、どこを施術していけばよいかわかるので、施術効果が良く早い段階で症状が改善していきます。

※施術効果には個人差があります。

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アンケート34

今回の患者さんは背中の痛みを訴えていて、奥様が当院に通われていたので、奥様に勧められて来院されました。

当初背中の緊張が強く、それに伴い若干猫背気味でもあったため姿勢を維持する脊柱起立筋や多裂筋に対してトリガーポイント鍼療法を行いました。

仕事上出張することが多くなかなか定期的に通うことができないと仰っていましたが、出張の時期などのスケジュールを見てしっかり通っていただいたおかげで、4回の施術で背中の痛みはほとんど改善されました。

現在はメンテナンスとして月に1,2回通われています。

※施術効果には個人差があります。

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50代 女性:パート職員

症状

当院来院の2ヶ月ほど前から右お尻から足にかけて痛みとしびれを感じるようになった。

以前から慢性的な腰痛があったが、今回のように足までしびれるのは今回が初めて。

原因

仕事上立っている時間が長く、また中腰姿勢で重い荷物を持つことがあり、普段仕事をしている時に腰の痛みを感じていた。

当院へ来院する2週間ほど前に整骨院で腰とお尻まわりの施術を受けた後、翌日から左お尻から足にかけての痛みとしびれが酷くなった。

動作検査

SLRテスト(-)
歩行(+):地面を蹴り出す時に痛みを感じる
片脚立ち(+)
座位(++)
股関節:屈曲(-)・伸展(+)・外転(+)

罹患筋

右大臀筋・中殿筋
右腓腹筋・ヒラメ筋

治療計画

右お尻まわりの痛みがひどくて座ることができない状態で、まずは早く座れるようになりたいと仰っていたので、はじめのうちは一週間に2回のペースで通っていただき、痛みが徐々に軽減してきたら一週間に1回のペースで通っていただくように伝えた。

治療経過

1回目
響きの感覚は大丈夫ということだったので、大臀筋・中殿筋に対してしっかり響かせるようにトリガーポイント鍼療法を行った。

2回目
ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→9
朝起き上がる時に左お尻まわりに痛みを感じる。
仕事で荷物を持つ際前かがみの姿勢でお尻から足にかけて痛みを感じる。
※仕事で下の荷物を持つ際に前屈みにならないように、腰を下げて荷物を体に近づけてから持ち上げるように伝えた。

3回目
ペインスケール10→8
5分ぐらいであれば座ることができるようになった。しかし、長時間座っているとお尻の真中あたりが痛くなってくる。
長時間立っていると足全体が突っ張る感じがする。

4回目
ペインスケール10→6
施術後3日間ほどは痛みがなく長時間座っているのも歩いているのも大丈夫だった。
2日前からまた痛むようになった。座っていると左股関節まわりに痛みを感じる。

5回目
ペインスケール10→3
長時間座ってしてもほとんど痛みが気にならなくなった。
前屈みをする際腰の中心あたりに痛みを感じる。
※次回から一週間に1回のペースで通っていただくように伝えた。

6~9回目
ペインスケール10→1or2
右お尻まわりの痛みはほとんど感じることがなくなった。
まだ足の甲からつま先にかけて痺れている感じがあるため、今後は膝下回りを中心にアプローチしていく。

治療結果

今回坐骨神経痛で来院された患者さんに対して、動作検査や問診の際どんな時に痛みを感じるのかを伺い、罹患筋を大臀筋と中臀筋と判断し、図のようなポイントにトリガーポイント鍼療法を行いました。

図1 図2

大臀筋や中殿筋の関連痛の分布は図のようになるので、ヘルニアや坐骨神経痛だと思っている方も意外と大臀筋や中臀筋が原因だったりもします。

また、今回のように治療を受けてもらうだけでなく、患者さんの日常生活で症状を悪化させる動作をしないようにしてもらうようにこちらからしっかり伝えていくことで、患者さんに不良姿勢を気付かせて、患者さんと一緒になって症状を改善させていくことも重要であることを認識することができました。

臀部トリガーポイント

※施術効果には個人差があります。

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最近お子様連れの患者さんが何名か来院されていて、皆さん訴えているのが腰痛でした。

そこで、今回は産後の腰痛についてお話します。

 

なぜ産後に腰痛が起きるのか?

 

産後の腰痛は、さまざまな原因が絡み合って引き起こされます。正しく対処するために、その原因を知っておく必要があります。

産後の腰痛の原因は大きく分けて3つあります。

 

主な原因その1:骨盤まわりの靭帯のゆるみ

出産時に赤ちゃんが産道をスムーズに通れるように骨盤まわりの靭帯がゆるみます。

主にゆるむ場所は図に示した部位で、骨盤の➀恥骨結合を固定する靭帯と、②仙腸関節を固定する靭帯です。

図3 図4

靭帯は骨と骨がくっ付いている関節をがっちり固定する役割があるため、骨盤まわりの靭帯がゆるむと骨盤まわりの関節がゆるゆるになり、体の支えが不安定になってしまいます。

この不安定さを腰の筋肉で支えようとするため、腰の筋肉に負担がかかり、腰痛が起こりやすくなってしまいます。

 

主な原因その2:骨盤のゆがみ

靭帯がゆるんで開いた骨盤は、ゆがみやすい状態になっています。

骨盤がゆがんだ状態のままで、多くの人は骨盤まわりのどこかに痛みを感じます。産後に歩けないほどの腰痛が起きる場合は、骨盤のゆがみが関わっていることがほとんどです。

骨盤がゆがむことで骨盤まわりの筋肉にアンバランスな負荷がかかり、腰痛が起こりやすくなってしまいます。

 

主な原因その3:腰に負担がかかる姿勢

赤ちゃんを抱っこしたり、赤ちゃんの体重を支えながら授乳をしたりと、今までの生活ではあまり使わない筋肉を使うことになります。

特に長い時間抱っこをすることで腰への負担が増して腰痛につながることもあります。

 

産後の腰痛を改善するには?

産後の腰痛の対処法は、「これさえすれば大丈夫!」というようなものはなく、体操をうまく取り入れたり、日々の生活習慣から見直す必要があります。

以下の方法を試してみて、自分に合った腰痛の対処法を見つけてみてください。

骨盤を固定するベルトを使う

産褥ベルトなどで骨盤を固定すると、骨盤が元の位置に戻りやすくなり、腰痛の改善が期待できます。

 

産褥体操

腰痛を改善するには、骨盤の歪みを解消するだけでなく、血行を良くすることも大切です。

呼吸法に始まり、腹筋運動、腰のツイストなど、腰痛の予防・改善に効果が期待できる体操です。

 

ストレッチ

ゆっくりストレッチをすることで、体に負担をかけることなく、腰まわりの筋肉を鍛えることができます。筋肉をつけることで、腰痛の改善が期待できます。

ただし、産後すぐの運動は禁物なので、無理はしないでください。

 

当院で行う産後の腰痛に対するトリガーポイント鍼療法

産後の腰痛に対して、当院ではまず患者さんに「どうするとどこが痛むのか?」をお伺いして、どこの筋肉が痛んでいるかを特定していきます。

例えば、前屈みの時に腰の中心が痛むのであれば多裂筋や大臀筋などに対してトリガーポイント鍼療法を行います。

また、歩くときにお尻が痛むのであれば、中殿筋や大腿筋膜張筋などに対してトリガーポイント鍼療法を行います。

 

産後の腰痛には骨盤の状態が大きく関係していることから、対策は早く始めるほど予後が良いです。

※施術効果には個人差があります。

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