東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です

 トリガーポイント療法専門 もりかわ鍼灸治療院

30代 女性

 

症状

夜寝ている時に歯を食いしばる癖があり、今年の春先に花粉症が酷くなってから左肩から左顎にかけて痛みが生じるようになってきた。最近では奥歯を噛んで顎を左右に動かすと顎が痛む。

 

所見(問診・動作検査など)

頬を触察して左右差を比較した際、明らかに左の頬が右に比べて盛り上がっているのがわかりました。口を閉じて歯をかみしめる時に顎が痛み、開くときは痛みは生じない。

 

治療

上記の問診や動作検査などから咬筋(こうきん)の○の部分に対してトリガーポイント鍼治療を行いました。

顎まわりの鍼治療を初めて受けられる方は顎まわりに鍼を刺した際の響きは不快に感じることが多いので、はじめの1,2回は刺激を弱めに細い鍼を用いて鍼治療を行いました。

鍼の刺激に徐々に慣れてきたころ(3回目以降)から噛みしめた時に痛みを生じさている原因となっているところに対して、少しずつ刺激を強くして直接アプローチしていきました。

鍼治療7回目で顎の痛みは大分楽になり、頬の左右差もほとんどなくなりました。

現在は寝ている時に無意識で歯を食いしばってしまうことがあっても、以前と比べて顎の痛みは気にならなくなった。

 

治療結果

今回の患者様は顎まわりの痛みで、特に口を閉じた際に顎が痛むということだったので、咬筋に対してトリガーポイント鍼治療を行いました。

咬筋は浅層と深層に分かれていて、奥歯をぐっと噛みしめるメインの筋肉になります。

顎関節症の症状として他には口を開けた時に顎が痛むこともあります。口を開けた時に顎が痛む場合は外側翼突筋や内側翼突筋や顎二腹筋などが原因になります。

外側翼突筋や内側翼突筋や顎二腹筋に対するトリガーポイント鍼治療についてはまたの機会に詳しくお伝えいたします。

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市花小金井南町1-12-2
コンフォール花小金井105
℡042-312-3363

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男性 40代 自営業

 

症状

腰の痛みは慢性的で、以前整形外科でMRIを撮った際に腰椎の脊柱案狭窄症と診断された。一ヶ月前ぐらいから左足に痛みが生じはじめ、歩き始めてから10分ほどで左足の痛みが酷くなり、左足を引きずりながら歩くようになってしまった。

 

所見(問診・動作検査など)

・左足に痛みが生じるのは歩行時や中腰姿勢の時のみで、常に痛みが生じているわけではない。

・前屈(-),後屈(+):腰を反った時に左足(ふくらはぎあたり)に痛みが生じる。

 

治療

問診や動作検査から判断して、多裂筋と大臀筋、中臀筋(図の○部分)に対してトリガーポイント鍼治療を行いました。

治療経過

1回目

痛みが続くと仕事に支障をきたすとのことだったので、しっかり刺激を与え、一週間に1回のペースで通っていただくように伝えた。

 

2回目

ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→8

可動域が広がり、歩き方がスムーズになってきた。

後屈すると腰から左足にかけての痛みはまだ生じる。

 

3回目~5回目

歩いている時の足の痛みがほとんど気にならなくなった。

後屈した時の足の痛みもほとんど消えた。

仕事が忙しくて疲れてくると腰に鈍痛が生じる。

 

現在は月に1回のメンテナンスとして治療を行っています。

 

治療結果

今回の患者様は腰椎の脊椎管狭窄症と診断され、手術をしようか迷っていたところ、ネットでいろいろと調べて当院へ来院されました。当院をみつけていただきましてありがとうございます。

結果的には手術をせずに歩行時の左足の痛みは改善し、痛みを気にせず仕事をすることができるようになりました。

常に足がしびれていたり酷い痛みがなく、前屈みや腰を反った時など、ある動作で足が痛くなる場合は坐骨神経が原因ではなく今回鍼治療した部分が原因で足に痛みが生じていることが多いです。

※施術効果には個人差があります。

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指を使う仕事に就いている方や、パソコンのキーボードの操作や、最近ではスマートフォンの画面操作で指の使い過ぎによって、指の腱鞘炎を発症させてしまうことがあります。

 

どうして腱鞘炎になるの?

指の手のひら側には、指を曲げる屈筋腱が通っていて、指を曲げるときに腱が引っ張られますが、そのとき指から腱が浮かないように腱鞘が押さえています。

腱と腱鞘

パソコンやスマートフォンなどで指を使いすぎると、指を動かす腱と腱鞘の擦れ合う回数が多くなり、炎症を起こしてしまいます。これが腱鞘炎になる過程です。

 

ばね指とは?

腱鞘炎によって腱鞘が肥厚してくると、腱の通り道が狭くなり、腱がスムーズに動かなくなってしまいます。こうなってしまうと指を曲げ伸ばしするときに引っかかるような感じがあります。指を曲げた状態から伸ばそうとしても腱が腱鞘に引っかかってしまいなかなか伸ばすことができません。さらに伸ばそうとすると腱と腱鞘の引っ掛かりが外れて指を伸ばすことができます。この時に指が急にピンっと伸びてばねがはじけたようになります。このような現象がある腱鞘炎をばね指といいます。

 

ばね指に対するトリガーポイント鍼治療

ばね指になっている腱鞘炎の部分は腱と腱鞘の異種構造物(図の○のところ)でありトリガーポイントが形成されやすいところであるので、腱鞘炎の部分にダイレクトに鍼を刺していきます。手のひらや指先は鍼を刺す時にチクッとしやすいため、当院では細めの鍼を使用します。

腱鞘

腱鞘炎の部分にダイレクトに鍼を刺す以外に、指を動かす筋肉にもトリガーポイントが存在しているので、腱鞘炎になっている指を動かす筋肉に対しても鍼治療を行います。(図の○のところにトリガーポイントがあることが多い)

屈筋

ばね指がなかなか治らない場合は腱鞘を切開して腱の通り道を広げる手術を行います。手術をしても切開した部分が瘢痕化してしまい動きが悪い場合もあります。鍼治療の場合、組織を傷つけることなく患部に直接アプローチすることができるため、ばね指に対して効果があります。

※施術効果には個人差があります。

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50代 女性

 

右肩の痛みが気になり始めたのは1年ぐらい前で、ほっとけばよくなるだろうと市販の湿布薬を貼りながら過ごしていた。一時期は痛みを気にせずにいられたが、去年の秋の気温が低くなってきたころから右肩が痛くなりはじめ、日に日に痛みが増してきて、服の脱ぎ着の時に右肩が痛くて左手で補助しながらでないと服を上手く脱ぎ着できなくなってしまった。整骨院でマッサージと電気治療をして一時的には良くなるが、また痛くなるという繰り返しであったため、もっと他に良い治療法はないかと色々調べていて当院のホームページを見て来院されました。

 

所見(問診・動作検査など)

・服の脱ぎ着の際右肩関節を外旋(右手を顔の位置から後頭部の方へ移動させる動き)させた時に肩の後ろから横にかけて痛みが生じる。

・座った状態で右手で後ろの物を取ろうとしたときに肩の後ろから横にかけて痛みが生じる。

右肩関節

屈曲(-),伸展(やや痛む),外転60°(+),外旋30°(++),水平外転45°(+)

 

治療

上記の問診と動作検査から右肩関節の動きに関連する棘下筋(きょっかきん)と三角筋(さんかくきん)に生じたトリガーポイントが原因であると判断して、トリガーポイント鍼治療を行いました。

棘下筋のトリガーポイント 三角筋のトリガーポイント

治療経過

一週間に2回のペースで一ヶ月間鍼治療をしていくことを伝えた。

 

1回目

鍼治療が初めてだったため、鍼治療後2日間ほど筋肉痛のような重だるさが残った。

可動域はまだ変化なし。

 

2回目

鍼治療後まる1日は痛みが軽減し、服の脱ぎ着の際の右肩の痛みは少し軽減した。

右肩関節の伸展時の痛みはなくなった。外転や外旋時の痛みはまだある。

 

5回目

服の脱ぎ着の際の右肩の痛みがはじめのころに比べて半分以下になってきた。

右肩関節の外転時の痛みがなくなった。外旋時の痛みはまだある。

症状が落ち着いてきたため治療ペースを一週間に1回に変更した。

 

8回目

服の脱ぎ着の際の右肩の痛みはほとんどなくなった。

右肩関節の外旋時の痛みは少しあるが可動域が広がった。

今回で治療を終了とし、家でできるストレッチなどの方法を伝え、セルフケアをして頂くように伝えた。

 

治療結果

今回の患者様の五十肩は棘下筋と三角筋に生じたトリガーポイントが原因によるものでした。

肩関節の筋肉1 肩関節の筋肉2 肩関節の筋肉3

肩には棘下筋や三角筋以外に図のように棘上筋や小円筋、肩甲下筋、大円筋、大胸筋、広背筋など多くの筋肉が付いているため、どの筋肉が痛みの原因になっているか探らなければいけません。そのためには、日常生活で「どのような動きをしたときに痛みが生じるのか?」「どうすると痛いのか?」をしっかり把握して、その時に作用する筋肉をしっかり理解したうえで治療しなければ良い結果が得られません。

※施術効果には個人差があります。

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パソコン作業を長時間していると目が疲れたり肩が凝ったりすると思います。

パソコンのディスプレイを長時間見続けることで、目が乾いたり目が疲れやすくなる症状をVDT(Visual Display Terminal)症候群といいます。

VDT症候群になってしまうと目の症状だけでなく、頭痛や肩凝り、首や背中が痛くなったり、症状が悪化すると腕に痺れが生じるようになってしまいます。

最近ではスマートフォンの普及に伴いスマートフォンを長時間見続ける方が増えてきているため、目の疲れやVDT症候群になる方が増えてきています。

パソコン作業やスマートフォンの操作をしていると、顔を下に向け顎を少し前に出した姿勢になります。この姿勢を長時間していると首の後ろの筋肉に負担がかかり、繰り返し負担をかけることで、首の後ろの筋肉を痛めてしまいます。首の後ろにはいくつか筋肉があり、その中で目の疲れや頭痛、首の痛みに関連する代表的な筋肉が頭板状筋頭半棘筋後頭下筋群です。

頭板状筋

頭板状筋

頭板状筋に生じたトリガーポイントが悪さをすると頭痛(側頭部の痛み)や目の疲れや痛みをひき起こすことがあります。

頭半棘筋

頭半棘筋

頭半棘筋に生じたトリガーポイントが悪さをすると首の痛みや頭痛(後頭部の痛み)を引き起こすことがあります。

後頭下筋群

後頭下筋群

後頭下筋群に生じたトリガーポイントが悪さをすると首の痛みや目の奥の痛みを引き起こすことがあります。

後頭下筋群は各々が小さな筋肉なので大きな動きはしませんが、パソコン作業やスマートフォンの操作で画面を見渡す際の首を微細に動かす時に作用します。そのため、パソコン作業やスマートフォンの操作による目の疲れや痛みに対して後頭下筋群の治療は重要になります。

※施術効果には個人差があります。

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40代 男性 造園業

仕事柄中腰姿勢をすることが多く、腰の痛みは慢性的にあった。

2月はじめ頃重い石を持ち上げようとしたときにぎっくり腰になり、2~3日間ほど動けずにいた。しばらくして腰に痛みはあったものの動けるようになり、コルセットをして腰の痛みをごまかしながら仕事をしていた。1ヶ月ほど前から仕事中に右足(太ももの外側からふくらはぎにかけて)に痛みを感じるようになった。右足の痛みは日に日に強くなってきて、近くの整形外科へ行ったが、骨には異常がないと言われた。特に治療することがなかったため、他に何か良い治療はないかいろいろと調べて当院へ来院されました。

 

所見(問診・動作検査など)

右足の痛みが生じるのは仕事中で、寝ている時や座っている時など安静にしていれば右足に痛みは生じない。

整形外科的テスト

SLRテスト:

左:90度

右:60度・・・太ももの裏からふくらはぎにかけて突っ張る感じはあるがしびれは生じていなかった。

前屈(―)

後屈(+)

右股関節の外転(+),伸展(+),屈曲(―)

 

治療

上記のことから右足の痛みの原因はヘルニアによる可能性は低いと判断し、腰の深部にある多裂筋とお尻まわりの大臀筋や中臀筋に生じたトリガーポイントによるものと判断して治療しました。

多裂筋のトリガーポイント 大臀筋のトリガーポイント 中臀筋のトリガーポイント

1回目

腰は軽くなった。右足はまだ痛む。

 

2回目

腰を反った時の右足の痛みは和らいできた。仕事が忙しくなると右足に痛みが生じる。

 

3回目

以前は座った状態から立ち上がる瞬間など動き始めに右足に痛みを感じていたが、今はほとんど感じることがなくなった。仕事中は右足に痛みがある。

 

4回目

仕事中に右足の痛みが気になることは少なくなってきた。

現在は痛みが気になる時に治療している。

 

治療結果

今回の患者様はヘルニアを心配されて来院されましたが、結果的にはヘルニアではなく多裂筋や大臀筋、中臀筋に生じたトリガーポイントが原因による症状でした。

 

私は大学で硬式野球をしていて腰のヘルニアになり手術もしました。

体験談になりますが、腰椎椎間板ヘルニアで手術が必要なのは「足のしびれが酷い(安静にしていてもしびれが生じている)」、「腰が痛くて真直ぐ立つことができない」など、症状が重い場合や膀胱直腸障害のみだと思います。ヘルニアだからといって必ずしも手術をしなければいけないわけではありません。まずは痛みの原因をしっかり把握して的確に治療することが重要です。

※施術効果には個人差があります。

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10代 男性

高校で硬式野球をしていて、外野手でレギュラーに選ばれ、今年の夏に向けて一週間の内5日間は練習をしている。

以前から右肩は痛いこともあり普段通っている整骨院で電気治療などをしていたが、ここ最近練習前のキャッチボールをする際、ボールを投げ終わる時(リリース期)に肩甲骨から肩の側面にかけてズキッと痛むようになった。塁間を投げるのがぎりぎりで、遠投は今はできない状態で、このままだとレギュラーを外されてしまうため、何とか治したいと思い、ネットで調べて当院へ来院されました。

 

 所見(問診・触察・動作検査)

・リリース期に肩甲骨から肩の側面にかけてズキッと痛む

・触察時三角筋後部線維の筋肉の筋緊張が強かった

・右肩関節の外旋時及び水平外転時に痛みがある。

 

治療

上記の所見から棘下筋(きょっかきん)と三角筋(さんかくきん)に生じたトリガーポイント(図参照)が原因でリリース期に痛みが生じていると判断して、トリガーポイント鍼治療を行いました。

棘下筋のトリガーポイント 三角筋のトリガーポイント

練習や試合は休めないため早く治したいとのことだったので、一週間に2回のペースで一ヶ月間通うことと、練習後のクールダウンの方法や肩まわりの保護のためのキネシオテープの鍼方などを伝えました。

 

治療経過

1回目

2日間ぐらい筋肉痛のような重だるさが残った。投球時の右肩の痛みはまだ変わらない。

 

2回目

治療後の筋肉痛のような重だるさは感じなくなった。投球時の右肩の痛みはまだ変わらない。

 

3回目

投球時の右肩の痛みは塁間ぐらいであれば少し痛む程度で、遠投時はまだ痛む。

 

8回目

遠投時痛む回数は減ってきた。投げすぎると右肩が痛くなる。

 

現在も一週間に1回のペースで治療中。

 

治療結果

今回の患者さんは練習や試合による右肩のオーバーユースによる症状だと考えられます。練習を休むとレギュラーを外されてしまう恐れがあるため練習を休めず、右肩の筋肉の疲労が回復しない内にまた練習を繰り返すことで、今回のように右肩が痛くなってしまったのだと思います。

スポーツの現場ではトレーナーがしっかり選手一人ひとりの体調を管理して、ケガの予防をしなければなりません。トレーナーが不在のところは指導者がしっかり管理しないといけません。

※施術効果には個人差があります。

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ぎっくり腰になるタイミングは人によって様々です。最も多いのが重いものを持ち上げようとした瞬間に痛めるパターンだと思います。その他にはくしゃみをした瞬間や寝返りをした瞬間、後ろの物を取ろうと腰を捻った瞬間など、ぎっくり腰になる原因はまだまだ数えきれないほどのパターンがあります。

その中でも今回は椅子から立ち上がろうとした瞬間に痛むぎっくり腰について詳しくお伝えしていきたいと思います。

 

椅子に座っている状態では股関節は90度に屈曲していて骨盤はやや後ろに倒れている(後傾)状態です。

この状態から立ち上がる際、➀股関節はより鋭角に屈曲され、②骨盤は後傾から前に倒れます(前傾)。③さらにこの時腰は若干反り気味になります。このように、椅子から立ち上がろうとする時には3つの動きが関係してきます。この3つの動きにおいて以下の筋肉が関係してきます。

 

「➀股関節を鋭角に屈曲させる」「②骨盤を後傾から前傾にする」に係る筋肉

➀②に係る筋肉は大腰筋です。

大腰筋

大腰筋という筋肉は腰椎の肋骨突起から大腿骨の小転子に付いている筋肉で、股関節を屈曲させるときに最初に動き始めるのがこの大腰筋になります。

大腰筋を痛めてしまうと図のような赤い分布のところに痛みを生じさせることがあります。

大腰筋トリガーポイント

「③腰を反り気味にする」に係る筋肉

③に係る筋肉は多裂筋です。

多裂筋

多裂筋という筋肉は仙骨から頸椎まで長い筋肉で、特に腰椎あたり最も厚く、身体を反ったり、姿勢を維持するときに作用します。

多裂筋を痛めてしまうと図のような赤い分布のところに痛みを生じさせることがあります。

多裂筋トリガーポイント

 

今回はぎっくり腰になるタイミングの中で椅子から立ち上がろうとした瞬間についてお伝えしました。他にもぎっくり腰になるタイミングは色々ありますので、ぎっくり腰の治療で重要なのは「どんなタイミングで痛くなったか」「どうすると腰が痛むか?」になります。

※施術効果には個人差があります。

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足首の捻挫には軽度のものからあざが残ったり足首の骨折まで様々な症状があります。

足首の捻挫のほとんどが内反捻挫(足首を内側に捻る)です。内反捻挫をすると足首の外側が腫れて炎症を起こします。

炎症している場合はまず冷やして足首を動かさないように固定することが重要です。

炎症や腫れがひくと大抵の場合は足首の痛みは治まります。しかし、稀に痛みが治まらないときがあります。このような場合は図の長腓骨筋や短腓骨筋に生じたトリガーポイントが原因であることが多いです。

長腓骨筋 短腓骨筋

長腓骨筋や短腓骨筋は足首を外反(足首を外側に捻る)作用があります。内反捻挫の際、長腓骨筋や短腓骨筋は引き伸ばされます。この時、長腓骨筋や短腓骨筋が引き伸ばされすぎると痛めてしまい、トリガーポイントができてしまいます。トリガーポイントができやすい場所は図の〇のような筋肉と腱とのちょうど分れ目あたりです。

長腓骨筋トリガーポイント 短腓骨筋トリガーポイント

このトリガーポイントをしっかり治療することで、足首捻挫の後の足首の痛みも改善していきます。

※施術効果には個人差があります。

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50代 男性 システムエンジニア

症状

仕事上一日中パソコンに向かっていることが多く、集中している時はパソコン画面にくぎ付けになってしまうそうです。

首肩のこりは慢性的で、ここ数年は仕事終わりには頭が痛くなってしまい、ロキソニンや筋肉を緩めるビタミン剤を飲んでごまかしながら過ごしていたが、最近は一日中頭が痛い日が続き、仕事に集中できなくなってきてしまい、いろいろと調べて当院へ来院されました。

所見(問診・動作検査・触察など)

お話を伺うと、仕事でパソコンを見る際に顎を突き出すような姿勢になっていて、また触察した際首の外側と後頭部から背中にかけて筋肉の緊張が強く張っているのが確認できました。後ろを振り向くときに首に痛みを感じるとおっしゃっていました。

治療

上記の所見から肩甲挙筋(けんこうきょきん)、頸板状筋(けいばんじょうきん)、頭半棘筋(とうはんきょくきん)に対してトリガーポイント鍼治療を行いました。

肩甲挙筋

肩甲挙筋

パソコン作業で集中して肩をすくめる姿勢になった時に肩甲挙筋に負担がかかります。また、肩甲挙筋は後ろを振り向くときなどに使われる筋肉です。

肩甲挙筋を痛めると首肩こりや頭痛をひき起こすことがあります。

頸板状筋

頸板状筋

頸板状筋は後ろを振り向くときに使われる筋肉です。

頸板状筋を痛めると首肩こりを引きおこすことがあります。

頭半棘筋

頭半棘筋

パソコン作業で集中して顎を突き出す姿勢になった時に頭半棘筋に負担がかかります。

頭半棘筋を痛めると頭痛をひき起こすことがあります。

治療経過

今回は症状が酷いため1週間に2回来院して頂き、8回の治療で症状が改善しました。

現在はまた同じ症状を引き起こさないために月に2回メンテナンスとして来院して頂き、また日常生活の過ごし方などをお伝えして、セルフケアも心掛けて頂いております。

首肩こりを侮ると慢性化してしまい、頭痛の原因にもなりますので、首肩こりを患っている方は日常生活の姿勢や過ごし方を見直す必要があります。

※施術効果には個人差があります。

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