東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です

 トリガーポイント療法専門 もりかわ鍼灸治療院

臨床症例集

臨床症例集の一覧です。

2017年05月30日(火)
2017年03月14日(火)
2017年01月21日(土)
2017年01月06日(金)
2016年10月27日(木)
2016年07月10日(日)

今回は頭痛の患者さんについて紹介します。

 

もともと肩こりは10年くらい前からあるが、頭痛は1年ぐらい前から酷くなりはじめ、仕事(デスクワーク)で集中しているとズキンズキン痛みだしてしまう。特に右側頭部から酷いときには目の奥の方が痛くなってしまう。

 

当院に来る前に病院で脳のMRIを撮り脳の血管に異常がないことがわかりお医者さんに偏頭痛と言われ薬をもらって、頭痛がある時は薬を飲んで症状を抑えていたようなのですが、ここ最近薬を飲んでも頭痛の症状が治まらず、とても辛い状態だったそうです。

 

今回の患者さんは一日中ほとんどパソコンに向かっていると仰っていたので、首まわりを触察した際首の側面から後面にかけて緊張が強く、また動作検査をした際、頸部後屈と回旋(首を捻る動作)の時に痛みを感じていました。

 

首まわりの触察と動作検査から判断して、今回は肩甲挙筋、頸板状筋、頭半棘筋、頭最長筋に対してトリガーポイント鍼治療をしていきました。

 

肩甲挙筋

肩甲挙筋は肩をすくめる動作に関与する筋肉なので、パソコン作業に集中していると肩をすくめた姿勢になるような方はこの筋肉を痛めやすくなってしまいます。

図1

頸板状筋・頭半棘筋・頭最長筋

頸板状筋や頭半棘筋、頭最長筋は頸部を伸展させる筋肉なので、パソコン作業の際に顎を突き出して画面を見るような姿勢をしている方はこの筋肉を痛めやすくなってしまいます。

また、これら3つの筋肉に生じたトリガーポイントは頭痛の原因になりやすいため、首肩こりに伴って頭痛が生じている場合、治療ポイントになる筋肉です。

図2 図3 図4

今回の患者さんは5回の治療で頭痛の症状はほとんど治まりました。

頭痛は首まわりの筋肉をしっかり治療することで改善します。

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市花小金井南町1-12-2
コンフォール花小金井105
℡042-312-3363

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以前ぎっくり腰で来院された患者さんに対してトリガーポイント鍼療法を行い、痛みは大分改善してきたが、「ある動作をしたときだけ腰に鈍い痛みが生じる」と仰っていた方がいました。

 

来院当初はぎっくり腰になって腰を曲げられない状態で、特に前屈みをすることができませんでした。

動作検査や問診などから多裂筋最長筋大臀筋にトリガーポイントが生じていると判断して治療しました。

多裂筋 最長筋腸肋筋 大臀筋

3回ほどの治療で前屈みをしても腰に痛みが生じなくなるぐらいまで改善しました。しかし、「靴下を履くとき、特に右足の靴下を履こうとしたときに右腰に鈍い痛みが生じる」と仰っていたので、実際に痛みが生じる姿勢をしてもらい、多裂筋と最長筋、大臀筋以外に大腰筋を追加して治療しました。

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大腰筋に刺鍼した際に認知覚(そこです、痛みの原因はそこですという感覚)があり、症状も改善していきました。

 

トリガーポイント鍼治療では「どこが痛い」ではなく、「どうしたら痛い」を重要視し、どの筋肉にトリガーポイントが生じているかを判断しながら施術をしていくので、根本治療になり症状を早期改善することができます。

※施術効果には個人差があります。

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50代 女性:パート職員

症状

当院来院の2ヶ月ほど前から右お尻から足にかけて痛みとしびれを感じるようになった。

以前から慢性的な腰痛があったが、今回のように足までしびれるのは今回が初めて。

原因

仕事上立っている時間が長く、また中腰姿勢で重い荷物を持つことがあり、普段仕事をしている時に腰の痛みを感じていた。

当院へ来院する2週間ほど前に整骨院で腰とお尻まわりの施術を受けた後、翌日から左お尻から足にかけての痛みとしびれが酷くなった。

動作検査

SLRテスト(-)
歩行(+):地面を蹴り出す時に痛みを感じる
片脚立ち(+)
座位(++)
股関節:屈曲(-)・伸展(+)・外転(+)

罹患筋

右大臀筋・中殿筋
右腓腹筋・ヒラメ筋

治療計画

右お尻まわりの痛みがひどくて座ることができない状態で、まずは早く座れるようになりたいと仰っていたので、はじめのうちは一週間に2回のペースで通っていただき、痛みが徐々に軽減してきたら一週間に1回のペースで通っていただくように伝えた。

治療経過

1回目
響きの感覚は大丈夫ということだったので、大臀筋・中殿筋に対してしっかり響かせるようにトリガーポイント鍼療法を行った。

2回目
ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→9
朝起き上がる時に左お尻まわりに痛みを感じる。
仕事で荷物を持つ際前かがみの姿勢でお尻から足にかけて痛みを感じる。
※仕事で下の荷物を持つ際に前屈みにならないように、腰を下げて荷物を体に近づけてから持ち上げるように伝えた。

3回目
ペインスケール10→8
5分ぐらいであれば座ることができるようになった。しかし、長時間座っているとお尻の真中あたりが痛くなってくる。
長時間立っていると足全体が突っ張る感じがする。

4回目
ペインスケール10→6
施術後3日間ほどは痛みがなく長時間座っているのも歩いているのも大丈夫だった。
2日前からまた痛むようになった。座っていると左股関節まわりに痛みを感じる。

5回目
ペインスケール10→3
長時間座ってしてもほとんど痛みが気にならなくなった。
前屈みをする際腰の中心あたりに痛みを感じる。
※次回から一週間に1回のペースで通っていただくように伝えた。

6~9回目
ペインスケール10→1or2
右お尻まわりの痛みはほとんど感じることがなくなった。
まだ足の甲からつま先にかけて痺れている感じがあるため、今後は膝下回りを中心にアプローチしていく。

治療結果

今回坐骨神経痛で来院された患者さんに対して、動作検査や問診の際どんな時に痛みを感じるのかを伺い、罹患筋を大臀筋と中臀筋と判断し、図のようなポイントにトリガーポイント鍼療法を行いました。

図1 図2

大臀筋や中殿筋の関連痛の分布は図のようになるので、ヘルニアや坐骨神経痛だと思っている方も意外と大臀筋や中臀筋が原因だったりもします。

また、今回のように治療を受けてもらうだけでなく、患者さんの日常生活で症状を悪化させる動作をしないようにしてもらうようにこちらからしっかり伝えていくことで、患者さんに不良姿勢を気付かせて、患者さんと一緒になって症状を改善させていくことも重要であることを認識することができました。

臀部トリガーポイント

※施術効果には個人差があります。

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今日は自宅で転倒後、長引くお尻まわりの痛みの患者さんの症状改善について報告いたします。

50代 女性:専業主婦

症状

お尻(右側)の痛み。
前かがみの姿勢で痛む。
あぐらをかいて座ると床と接している部位が痛む。

原因

1年ほど前に自宅の階段で転倒してしまい、右お尻を強打してしまった。
転倒してからすぐに整形外科へ行きレントゲンを撮り骨に異常はなかったので、痛み止めと湿布をもらった。
暫くして転倒した直後の激痛は治まったが、前かがみの姿勢やあぐらをかくときの痛みがなかなか取れないため、
ネットで調べていたら当院を見つけ、来院されました。

動作検査

前屈(+):右臀部上後腸骨棘から坐骨結節にかけて痛む。
右股関節外旋(+):大腿骨頭あたりが痛む。

罹患筋

右大臀筋・中殿筋

治療計画

痛めてから1年経っているため、症状が改善するまで少し時間がかかることを伝え、じっくる治していくために1週間に1回のペースで通っていただくように伝えた。

治療経過

1回目
以前に鍼を受けたことがあり、響きの感覚も大丈夫ということだったので、大臀筋・中殿筋に対してしっかり響かせるようにトリガーポイント鍼療法を行った。

2回目
ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→9
施術の翌日はかなり重だるさが生じたため、あまり動くことができなかった。(事前に重だるさが生じることをお伝えしていたため、安静にしていたそうです。)

3回目
ペインスケール10→8
右股関節を外旋させた時の右お尻まわりの痛みの感覚は半減した。
前屈時の右お尻まわりの痛みはまだ変わらない。

4回目
ペインスケール10→8
前回の施術の翌日は今までにないほど痛みを感じることがなくなったので、少し動きすぎてしまい、また痛みが戻ってしまった。

5~8回
ペインスケール10→5
右股関節の外旋時の痛みはほとんど感じることがなくなった。
前屈時にまだ右臀部の坐骨結節あたりが突っ張るように痛む。

9~12回
ペインスケール10→2
前屈時の右お尻まわりの痛みはほとんど感じなくなった。
あぐらをかいたときの床に接する部位が少し痛むが、長時間あぐらをかいても大丈夫になった。

ここで一度治療を終了として、症状がまだ気になるようであれば来院してもらうように伝えた。

治療結果

受傷してから1年の間特にケアをしていなかったので、症状が改善するまでに少し時間(約3ヶ月)がかかってしまいました。

今回、動作検査で「前屈時に右お尻まわりが突っ張るそうな痛みを感じる」「右股関節を外旋させたときに右足の付け根あたりが痛む」と仰っていたので図の○の部位にトリガーポイント鍼療法を行いました。

図1 図2

痛み・しびれに対して「どこが痛いのか?」ではなく「どうすると痛いのか?」をしっかり問診と動作検査で確認することで、どこにトリガーポイント鍼治療をすればよいのかがわかります。

※施術効果には個人差があります。

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最近冷え込みが厳しくなり、年末大掃除などで腰を痛めてしまったという方も多いのではないでしょうか?

 

今日はぎっくり腰(右腰から臀部にかけて)になってしまった学生の症状改善についてお伝えします。

 

10代 男性:学生

 

症状

当院に来院される3日前通学中にバスの中で吊革につかまっていた際、右足に体重をかける姿勢になった時に右腰にズキッとした痛みを感じた。

一晩寝て朝起きる際腰の激痛で起き上がることができなかった。

こんな痛みは今まで感じたことがなかったため不安になり、親に相談したところ、ネットで当院をみつけて来院。

 

原因

部活が剣道部(強豪校)で、毎日ウェイトリフティングなどの筋肉トレーニングをしていて、常に筋肉が緊張している状態で体の柔軟性がない。

剣道の構えが右足を前にしていて、前に出る時に右足に重心がかかる。

 

動作検査

仰向けからの起き上がり(+)

座位からの立ち上がり(+)

前屈(+)、後屈(-)

右股関節:外転(-)、屈曲(-)、伸展(+)

 

罹患筋

右腰部:多裂筋、最長筋

右大臀筋

 

治療計画

剣道部の強豪校のため、部活を休むとレギュラーから外されてしまうため、練習は休めないとのことだったので、鍼治療で痛めてるところをしっかり治療しながら、体に柔軟性を持たすためのストレッチの指導も行った。1週間に1回のペースで来院してもらうことにしました。

 

治療内容

1回目

早く良くなりたいとのことだったので、しっかり響かせながら施術しました。

 

2回目

ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→6

朝起き上がる時の痛みは感じなくなった。

前屈は痛みはないが違和感を感じる。

腰を右にひねると痛みを感じる。

 

3回目

ペインスケール10→4

日常生活ではほとんど痛みを感じなくなった。

ウェイトトレーニング中に中腰の姿勢になる時に腰が痛む。

 

現在もメンテナンスとして気になった時に来院してもらっています。

 

治療結果

3週間ほどで症状を改善することができました。急性腰痛であれば早期の治療で日常生活に支障がなくなる確率は高くなります。

今回の場合は部活を休めないということだったので、セルフケアもしっかりやってもらいました。治療する側と患者さんのお互いが症状改善のために同じ方向に向いてると治りが早くなるような気がいたしました。

 

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
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東京都小平市花小金井南町1-12-2
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50代 女性:会社員

症状

左肩から左腕(外側)にかけての痛みとしびれ。
朝起きると痛みが辛くて起きるのが億劫になっている。

原因

思い当たることはないが、この症状が出てきたのは1週間ぐらい前から。
パソコン作業が多く、長時間同じ姿勢でいることがある。

動作検査

肩関節外旋(+)・内転(-)
肩関節水平伸展(+)・屈曲(-)

罹患筋

左:棘上筋、棘下筋、三角筋

治療計画

当院へ来る前にカイロプラクティックへ行ったがあまり良くなる兆しがなく、初診時から1週間後にはイギリスへ帰国しなければならなく、飛行機の12時間のフライトで痛くなるのが辛いと仰っていたので、1週間以内で何とか痛みを軽減させるために、1日おきに来院して頂くように伝えた。

治療経過

1回目
短時間で効果あを出すために、動作検査どこを痛めているのか丁寧に推測し、しっかりと響かせながら施術した。

2回目
ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→8
治療の晩は痛みをほとんど感じることがなかったが、翌日の朝は痛みが酷くてなかなか起きれなかった。
痛みが生じたのは鍼治療の好転反応であることを伝えて治療を継続しました。

3回目
ペインスケール10→5
朝の痛みが大分減ってきた。
肩甲骨の下あたりから腕にかけてが痛みの原因ではないかとご本人が仰っていたので、気にっているところにも刺鍼してみた。

4回目
ペインスケール10→2
朝起きた時に痛みを感じることはなくなった。
翌日の帰国になんとか痛みが軽減して安心されていた。

治療結果

1週間で痛みを改善することができました。

今回は棘下筋に生じたトリガーポイントが原因で肩から腕にかけて痛みがしびれが生じていた症状でした。

痛み・しびれに対して「どこが痛いのか?」ではなく「どうすると痛いのか?」をしっかり問診と動作検査で確認することで、どこにトリガーポイント鍼治療をすればよいのかがわかります。

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市天神町4-28-9
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首肩こりに伴った片頭痛に対してトリガーポイント鍼療法を行い改善した症例に痛いてお伝えします。

30代 男性:会社員

症状

頭痛がひどくなるとロキソニンなどを服用していたが、薬が効かない位症状がひどくなってしまう。
仕事(デスクワーク)が忙しくなると左側の頭がズキズキと痛くなる。
元々首肩こりがひどく、首肩は常に重たい感じがしている。
整骨院でマッサージや電気治療をして、その時は軽くなった気がするが、翌日になると首肩こりは元に戻ってしまう。

原因

仕事中に根詰めてしまうと長時間同じ姿勢(パソコンに向かって顎を突き出した状態)になってしまい、この時に左側の頭がズキズキと痛くなる。
10年ほど前に交通事故でむち打ち症になったことがある。

動作検査・触診

頸部:後屈(+)、前屈(-)
左回旋(+)、右側屈で左側の頸部が突っ張る

触診では左頭板状筋後頭骨停止部に異常な緊張がありました。

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罹患筋

左:頭板状筋、肩甲挙筋、僧帽筋

治療計画

週一回のペースで様子を見ながら治療を行っていくことにした。

治療経過

1回目
首肩まわりは鍼の刺激に敏感であるため、細めの鍼で刺激を抑えながら、しかししっかり響かせてトリガーポイント鍼療法を行いました。

2~3回目
ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→7
首肩こりの症状は少し改善してきたが、頭痛はまだ残る。

4回目
ペインスケール10→5
首肩こりはほとんど感じることはなくなった。
頭痛は仕事中にまだ感じる。

5回目
ペインスケール10→3
仕事中に頭痛を感じない日が2,3日続いた。

6回目
ペインスケール10→1
仕事中にほとんど頭痛を感じなくなった。

ここで一度治療を終了とし、また気になるようであれば来院してもらうことにした。

治療結果

今回の片頭痛は首肩こりによる症状でした。
頭痛というと頭の中が原因と思う方がほとんどだと思います。(ただし、くも膜下出血や脳梗塞などによる頭痛は頭の中の脳内に起因する症状です。この際の症状は激しい頭痛を感じます。)

トリガーポイントには関連痛という概念があります。
筋肉に作られたトリガーポイントが、その部位とは違う場所に痛みや痺れを引き起こすものです。
今回の頭痛は後頭骨に付着する筋肉(頭板状筋)のトリガーポイントが引き起こす関連痛でした。
薬は症状を抑えるのみです。
後頭骨付着部のトリガーポイントが治れば頭痛そのものが改善します。

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市天神町4-28-9
℡042-312-3363

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脊柱管狭窄症手術後の腰の痛みに対してトリガーポイント鍼療法を行い、症状が改善した症例についてお伝えします。

 

60代 男性:会社員

 

症状

長時間立っていると腰が痛くなって立っているのが辛くなる。

脊柱管狭窄症の所見である「歩行時に痛みが生じしばらく休憩すると痛みは軽減する(間欠破行)」ような症状はない。

中腰姿勢でいると腰が痛む。

 

原因

10年ほど前に脊柱管狭窄症と診断され、腰の痛みと足のしびれが辛く手術を受けた。

術後足のしびれは改善されたが、ここ最近仕事で重たい荷物を持った際に腰に違和感を感じ、日に日に腰の痛みが気になりはじめ、ここ最近は朝起きるのが辛いほど腰が痛くなってきた。

 

動作検査

SLRテスト:陰性

前屈(+),後屈(++)

 

罹患筋

多裂筋(手術痕まわり)

大臀筋

 

治療計画

手術痕まわりの筋肉の緊張が強かったため、集中的にしっかり治療をすることで症状の改善が見込まれると判断し、週2回のペースで治療を行うことを説明しました。

 

治療内容

1回目

鍼治療が初めてでしたが、鍼の響き(鍼を刺したときのズーンと重たい感覚)は大丈夫と仰っていたので、しっかり響かせて刺鍼しました。

 

2回目

ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→8

前回の治療後腰まわりが軽くなった気がしたが、2日ほどすると元に戻ってしまった。

 

3回目

ペインスケール10→8

前回とあまり変化なし。

腰まわりの緊張がまだ強かったため、手術痕まわりの多裂筋に対してしっかり響かせた。

 

4~6回目

ペインスケール10→5

長時間立っていてもしばらくは腰に痛みを感じずに過ごすことができた。

まだ朝起きる時に腰が痛む。

 

7~10回目

ペインスケール10→3

長時間立っていても腰に痛みを感じることがなくなった。

朝起きる時の腰の痛みも軽減したが、まだ重だるさを感じる。

 

11回目

ペインスケール10→1

朝起きる時の腰の痛みはほとんど感じることがなくなった。

 

治療結果

トリガーポイント鍼療法を行った結果、腰の痛みがほとんど感じることがなくなり、症状の改善が見られた。

ここまでにかかった期間約2ヶ月、計11回のトリガーポイント鍼療法。

今回の治療では手術痕まわりの多裂筋をメインにトリガーポイント鍼療法をしました。

手術痕まわりの筋肉は癒着が酷く、筋肉が緊張しています。

筋肉の癒着を剥すように鍼治療することで、腰の痛みも軽減していきました。

※施術効果には個人差があります。

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60代 男性:会社員

症状

腰から左足にかけての痛みとしびれ

 

歩行時に痛みが生じしばらく休憩すると痛みは軽減する(間欠破行)

 

中腰の姿勢で腰から左足にかけて痛みが出る

 

原因

2年ほど前にぎっくり腰をした際左足にしびれも生じていたため、整形外科を受診したら腰椎椎間板ヘルニアと診断された。この時は保存療法で症状は改善したそうです。しかし昨年の10月ごろから腰に痛みが生じ、左足にかけてのしびれが生じ始めたそうです。特に辛い症状は歩行時に左足にしびれを感じることだそうです。

 

痛みとしびれが気になり整形外科を受診され、レントゲンを撮り医者に脊柱管狭窄症と診断されたが、症状が悪くなったらまた来てくださいと言われ、痛み止めの薬をもらっただけで、医者の治療内容に納得がいかず当院へ来院されました。

 

動作検査

SLRテスト陰性

 

腰の前後屈時の痛みなし

 

左片脚立ちで腰から左足にかけての痛みとしびれ

 

横移動する際の左腰の痛み

 

罹患筋

右大臀筋、中殿筋、小殿筋、大腿筋膜張筋

 

治療計画

症状が出てから半年以上経過しているため、集中的にしっかり治療をすることで症状の改善が見込まれると判断し、週2回のペースで治療を行うことを説明しました。

 

治療内容

1回目

鍼治療が初めてでしたが、鍼の響き(鍼を刺したときのズーンと重たい感覚)は大丈夫と仰っていたので、しっかり響かせて刺鍼しました。

 

2回目

ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→8

前回治療後2日間は痛み軽減。

前日に仕事でたくさん歩いてしまい左腰に痛みが生じた。しびれは軽減。

左足での片脚立ち時の痛みはまだ残る。

 

3回目~5回目

ペインスケール10→6

歩行時の痛みはまだ残る。

朝起きたて時に左腰が痛む。

中腰で左足に体重をかけると痛む。

 

6回目

ペインスケール10→4

歩行時の痛みは半減し、休むペースが減った気がする。

中腰で左足に体重をかけるとまだ痛む。

 

7回目~10回目

ペインスケール10→2

歩行時の痛みはほとんど感じなくなった。

中腰で左足に体重をかけた時の痛みはあまり感じなくなった。

 

治療結果

歩行時の痛みがほとんど感じることがなくなり、症状の改善が見られた。

ここまでにかかった期間2ヶ月、計10回のトリガーポイント鍼療法。

 

今回の治療では中殿筋をメインにトリガーポイント鍼療法をしました。

中殿筋治療部位

中殿筋のトリガーポイントによる痛みやしびれは図に示すようなパターンが見られます。

臀部トリガーポイント

脊柱管狭窄症と診断された方の中には中殿筋のトリガーポイントが原因である場合があります。

中殿筋のトリガーポイントを鍼で的確に治療することで腰から足にかけての痛みやしびれの症状を改善することができます。

※施術効果には個人差があります。

 

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10代 男性:中学生

症状

背中の痛み
特に朝起きた時に肩甲骨の間に鈍痛を感じる。

原因

1ヶ月ほど前から痛みだして、1週間前から特に痛みが気になりはじめた。
期末試験のため夜遅くまで勉強をした翌朝は特に痛みが増す。

動作検査

頸部前屈(+):肩甲骨の間が突っ張るように痛む。
頸部後屈(-)、側屈(-)、回旋(-)

罹患筋

胸部多裂筋

治療計画

痛めたのが最近であり、10代であり回復も早いと考え、早めにしっかり治療をすることで早期の症状改善が見込まれると判断し、週1回のペースで5回ほど治療を行うことを説明。

治療経過

1回目
鍼の治療が今回が初めてだったため、響き方がどのような感覚なのかを伝え、しっかりと響かせながら施術した。

2回目
ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→5
日中はほとんど気にならなくなったが、朝起きたてはまだ背中の鈍痛は残る。

3回目
ペインスケール10→3
肩甲骨の間の鈍痛は改善した。
肩から首にかけての痛みが気になる。(痛む部位が変わった)
治療部位として僧帽筋と肩甲挙筋を追加した。

4回目
ペインスケール10→1
肩から首にかけての痛みは改善された。

5回目
ペインスケール10→0
痛みが気にならなくなった。

痛みが改善したため今回で一旦治療終了。

治療結果

症状改善まで5回約1ヶ月でした。

患者さんが10代で回復力もあり短期間で症状が改善しました。

最近の若い子はスマホの普及もあり首から背中にかけて負担がかかる姿勢をしている姿をよく見かけます。

首から肩にかけての痛みでお困りの方は是非一度当院へお越しください。

※施術効果には個人差があります。

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