東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です

 トリガーポイント療法専門 もりかわ鍼灸治療院

ぎっくり腰をした後に生じる坐骨神経痛 - 臨床症例集

40代 男性 造園業

仕事柄中腰姿勢をすることが多く、腰の痛みは慢性的にあった。

2月はじめ頃重い石を持ち上げようとしたときにぎっくり腰になり、2~3日間ほど動けずにいた。しばらくして腰に痛みはあったものの動けるようになり、コルセットをして腰の痛みをごまかしながら仕事をしていた。1ヶ月ほど前から仕事中に右足(太ももの外側からふくらはぎにかけて)に痛みを感じるようになった。右足の痛みは日に日に強くなってきて、近くの整形外科へ行ったが、骨には異常がないと言われた。特に治療することがなかったため、他に何か良い治療はないかいろいろと調べて当院へ来院されました。

 

所見(問診・動作検査など)

右足の痛みが生じるのは仕事中で、寝ている時や座っている時など安静にしていれば右足に痛みは生じない。

整形外科的テスト

SLRテスト:

左:90度

右:60度・・・太ももの裏からふくらはぎにかけて突っ張る感じはあるがしびれは生じていなかった。

前屈(―)

後屈(+)

右股関節の外転(+),伸展(+),屈曲(―)

 

治療

上記のことから右足の痛みの原因はヘルニアによる可能性は低いと判断し、腰の深部にある多裂筋とお尻まわりの大臀筋や中臀筋に生じたトリガーポイントによるものと判断して治療しました。

多裂筋のトリガーポイント 大臀筋のトリガーポイント 中臀筋のトリガーポイント

1回目

腰は軽くなった。右足はまだ痛む。

 

2回目

腰を反った時の右足の痛みは和らいできた。仕事が忙しくなると右足に痛みが生じる。

 

3回目

以前は座った状態から立ち上がる瞬間など動き始めに右足に痛みを感じていたが、今はほとんど感じることがなくなった。仕事中は右足に痛みがある。

 

4回目

仕事中に右足の痛みが気になることは少なくなってきた。

現在は痛みが気になる時に治療している。

 

治療結果

今回の患者様はヘルニアを心配されて来院されましたが、結果的にはヘルニアではなく多裂筋や大臀筋、中臀筋に生じたトリガーポイントが原因による症状でした。

 

私は大学で硬式野球をしていて腰のヘルニアになり手術もしました。

体験談になりますが、腰椎椎間板ヘルニアで手術が必要なのは「足のしびれが酷い(安静にしていてもしびれが生じている)」、「腰が痛くて真直ぐ立つことができない」など、症状が重い場合や膀胱直腸障害のみだと思います。ヘルニアだからといって必ずしも手術をしなければいけないわけではありません。まずは痛みの原因をしっかり把握して的確に治療することが重要です。

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市花小金井南町1-12-2
コンフォール花小金井105
℡042-312-3363

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