東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です
ここ最近ゴルフ肘の患者さんが多く来院されるので、今日はゴルフ肘について症状と当院で行っている治療方法についてお伝えしたいと思います。
ゴルフ肘では肘の内側の骨の出っ張り(内側上顆(ないそくじょうか):図の✖)に痛みが生じます。
ゴルフでダフって(土をたたいてしまって)ったり、まだゴルフを始めたばかりまたは自己流でプレーをしていてヘッドをボールに当てる際に手首を返すほうに力が行ってしまうなどで肘の内側を痛めることが多く、そのため「ゴルフ肘」と呼ばれるとも言われています。
ゴルフをする際クラブを強く握りつつ手首を手のひら側に強く曲げるような動作やインパクト時に利き手の手首を返す動作では、手の屈筋群が働きます。この際に働く手の屈筋群が肘の内側上顆に付着するのです。この内側上顆への付着部に炎症が起こるとゴルフ肘(別名上腕骨内側上顆炎)が発生します。
ゴルフ肘になってしまった場合、まず最初に行うのが運動療法(ストレッチがメイン)です。
図に示したストレッチの方法は以下の通りです。
➀肘を伸ばし、手首を上に持ち上げる。
②持ち上げた手首をもう一方の手で押し返す。
このストレッチでは手の屈筋群が引きのばされ、繰り返し強く収縮しても内側上顆に強い牽引力がかかりにくくなるとされています。また、整形外科を受診することで、痛み止めの薬や湿布を処方されたり、痛み止めの注射を打ったりすることもあります。
当院ではゴルフ肘に対して、まずはどの動きで肘の内側が痛くなるかを伺い、その動作に係る筋肉に対してトリガーポイント鍼治療を行っていきます。
以下にゴルフ肘で痛めやすい筋肉をご紹介いたします。
上腕骨内側上顆から付き始めて腕の真中あたりまで走行している筋肉です。
円回内筋の特徴は掌を返す動作です。ゴルフではインパクト時に手首を返す際に作用する筋肉です。
上腕骨内側上顆から付き始めて人指し指と中指の付根まで走行している筋肉です。
橈側手根屈筋の特徴は手首を親指側に曲げる動作です。ゴルフではクラブを振りかぶった時に作用する筋肉です。
上腕骨内側上顆から付き始めて小指の付け根まで走行している筋肉です。
尺側手根屈筋の特徴は手首を小指側に曲げる動作です。ゴルフではダウンスイング時に作用する筋肉です。
上記の筋肉はゴルフ肘の患者さんに対してトリガーポイント鍼治療を行う際に外せない筋肉です。これら以外にも肘の内側にはたくさんに筋肉が付いているので、治療前にしっかりお話を伺って、どこが痛んでいるのかをしっかり特定したうえで治療を行うのがベストです。
※施術効果には個人差があります。
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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
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