東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です

 トリガーポイント療法専門 もりかわ鍼灸治療院

野球肩に対するトリガーポイント鍼治療 - 臨床症例集

10代 男性

高校で硬式野球をしていて、外野手でレギュラーに選ばれ、今年の夏に向けて一週間の内5日間は練習をしている。

以前から右肩は痛いこともあり普段通っている整骨院で電気治療などをしていたが、ここ最近練習前のキャッチボールをする際、ボールを投げ終わる時(リリース期)に肩甲骨から肩の側面にかけてズキッと痛むようになった。塁間を投げるのがぎりぎりで、遠投は今はできない状態で、このままだとレギュラーを外されてしまうため、何とか治したいと思い、ネットで調べて当院へ来院されました。

 

 所見(問診・触察・動作検査)

・リリース期に肩甲骨から肩の側面にかけてズキッと痛む

・触察時三角筋後部線維の筋肉の筋緊張が強かった

・右肩関節の外旋時及び水平外転時に痛みがある。

 

治療

上記の所見から棘下筋(きょっかきん)と三角筋(さんかくきん)に生じたトリガーポイント(図参照)が原因でリリース期に痛みが生じていると判断して、トリガーポイント鍼治療を行いました。

棘下筋のトリガーポイント 三角筋のトリガーポイント

練習や試合は休めないため早く治したいとのことだったので、一週間に2回のペースで一ヶ月間通うことと、練習後のクールダウンの方法や肩まわりの保護のためのキネシオテープの鍼方などを伝えました。

 

治療経過

1回目

2日間ぐらい筋肉痛のような重だるさが残った。投球時の右肩の痛みはまだ変わらない。

 

2回目

治療後の筋肉痛のような重だるさは感じなくなった。投球時の右肩の痛みはまだ変わらない。

 

3回目

投球時の右肩の痛みは塁間ぐらいであれば少し痛む程度で、遠投時はまだ痛む。

 

8回目

遠投時痛む回数は減ってきた。投げすぎると右肩が痛くなる。

 

現在も一週間に1回のペースで治療中。

 

治療結果

今回の患者さんは練習や試合による右肩のオーバーユースによる症状だと考えられます。練習を休むとレギュラーを外されてしまう恐れがあるため練習を休めず、右肩の筋肉の疲労が回復しない内にまた練習を繰り返すことで、今回のように右肩が痛くなってしまったのだと思います。

スポーツの現場ではトレーナーがしっかり選手一人ひとりの体調を管理して、ケガの予防をしなければなりません。トレーナーが不在のところは指導者がしっかり管理しないといけません。

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
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