東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です

 トリガーポイント療法専門 もりかわ鍼灸治療院

ぎっくり腰の治し方 - 院長のブログ

ぎっくり腰とはふとした動作により『ギクッ!』と腰が痛くなる腰痛症です。

実は私もよくぎっくり腰をしてしまうのですが、ぎっくり腰になるパターンは経験上大きく分けて二つあります。

まず一つ目は何の前触れもなくある動きをした瞬間グキッと腰が痛くなり動けなくなるパターンです。二つ目は腰に疲れがたまって徐々に腰が痛くなり、ある時ドーンと腰が痛くなるパターンです。これらのパターンについて後ほど詳しく説明いたします。

 

まずは腰まわりの筋肉の構造について説明いたします。
図1

皮膚をめくるとこの様な筋肉が出てきます。

表層の大きな筋肉である広背筋や大臀筋、中殿筋などがあります。

この中で大臀筋や中臀筋はお尻まわりの筋肉なのですが意外と腰痛と深く関係していて、腰痛治療の重要な筋肉でもあります。
図2

さらに表層をめくると腸肋筋と最長筋が出てきます。

多くの『ギクッ!』とやってしまったぎっくり腰の原因はこの両筋にあります。

患者さんが訴える痛いところもハッキリしており、先ほど説明したぎっくり腰のパターンの一つ目の急にグキッとくるぎっくり腰の際に痛める部位です。急に出てきた症状のため治りは比較的早いです。

図3

さらに筋肉をめくっていくと最深部には多裂筋が存在します。

「最近腰の調子がおかしいな?」と思っていたら、だんだん腰が痛くなって動けなくなるぎっくり腰の場合はこの多裂筋が原因になります。

つまりぎっくり腰には、

①ギクッとやってしまったぎっくり腰

②徐々に痛くなるぎっくり腰

の2つのパターンが存在します。

②の方が当然奥の筋肉なので治りが悪いです。

マッサージでは届かない筋肉に対して、鍼治療では奥の筋肉まで届くので直接患部の治療が可能のため、徐々に痛くなったぎっくり腰に対してもしっかり効果を出すことができます。

一般的にぎっくり腰になったら安静にしておくことが良く言われます。しかし、ぎっくり腰になって安静にしているだけの保存療法で一時的に症状が改善しても、それは腰部に形成されたトリガーポイントが一時的に休息状態にあるというだけなのです。
なので、筋肉に出来てしまったトリガーポイントはまたちょっとした事で活性化し、ぎっくり腰を再発させます。

 

完治を目指すのであれば腰まわりの筋肉に出来たトリガーポイントに対して的確な鍼治療を行う必要があります。的確な鍼治療を行うことでぎっくり腰になりにくい体づくりをしていきましょう。
 

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